概要
実現方法・説明
ここではリスト内の要素数の参照方法を説明する。
len()を使う
リスト内の要素数を求めるときはlen()を使う。
こんな感じ。
new_list = [‘apple’, ‘orange’, ‘kiwi’]
count_new_list = len(new_list)
リスト「new_list」の要素数をcount_new_listに代入した例である。
値は3になる。
注意点
len()で求められる要素数は、参照した次元における値になる。
例えば、リストの中にリストが含まれる構造では含まれる方のリストの要素数は値に含まれない。
(ex.2の例題を参照のこと)
使用例
動作確認環境:Python3.6.5 / macOS 10.15.6
ex.1 len()を使う(一次元リスト)
一次元のリストを作成し、要素数を取得する。
コード
#リストの定義 new_list = ['apple', 'orange', 'kiwi'] #リストの要素数の取得と表示 count_new_list = len(new_list) print(count_new_list)
実行結果
3
解説
2行めで要素が3つのリスト「new_list」を作成する。
5行めで、「new_list」の要素数を「count_new_list」に代入する。
6行めで、「count_new_list」の値を表示するとリストに含まれる要素数3が取得されていることがわかる。
ex.2 len()を使う(多次元リスト)
二次元リストを作成し、要素数を取得する。
コード
#リストの定義 sum_list = ['1', '2', ['3-1', '3-2', '3-3', '3-4']] #リストの要素数の取得と表示 count_sum_list1 = len(sum_list) print(count_sum_list1) #リスト内のリストの要素数の取得と表示 count_sum_list2 = len(sum_list[2]) print(count_sum_list2) #リストに含まれる要素数全ての取得と表示 #(二次元リストの場合) count_sum_list3 = 0 for s in sum_list: count_sum_list3 = count_sum_list3 + len(s) print(count_sum_list3)
実行結果
3
4
6
解説
2行めで2次元構造のリスト「sum_list」を作成する。
5行めで「sum_list」の要素数を「count_sum_list1」に代入する。
6行めで「count_new_list1」の値を表示すると要素数3が取得されていることがわかる。
この時に代入される値に、リストに含まれるリスト内の要素数は含まれていない。
(3番めの要素となっているリストのこと)
9行めで「sum_list」の3番めの要素になっている「sum_list[2]」の要素数を「count_sum_list2」に代入する。
10行めで「count_new_list2」の値を表示すると要素数4が取得されていることがわかる。
15〜16行で「sum_list」の要素をひとつずつ参照して個々の要素数を求め「count_new_list3」に加算していく。
17行めで「count_new_list3」の値を表示すると要素数6が取得されていることがわかる。
これは「sum_list」の全体の要素数である。
二次元リストの場合はこのようにして全体の要素数を求める。
補足
なし
Pythonバンザイ