概要
実現方法・説明
リストから要素を取り出し、同時にリストから削除する方法を説明する。
pop()を使う
リスト内のあるオフセットの内容を参照して削除したり場合はpop()を使う。
こんな感じ。
new_list = [‘apple’, ‘orange’, ‘kiwi’]
popvalue = new_list.pop(1)
リスト「new_list」の中でオフセット1の要素が取り出され削除される例である。
この場合、’orange’が取り出される。
※new_listからは’orange’は削除される。
注意点
pop()のようにオフセットを指定しない場合は末尾の要素を対象にする。
存在しないオフセットを指定すると以下のような例外になる。
例外が発生しました: IndexError
pop index out of range
使用例
動作確認環境:Python3.6.5 / macOS 10.15.6
ex.1 pop()を使う
一次元のリストを作成し、popで要素の内容を取り出す。
コード
#リストの定義 new_list = ['apple', 'orange', 'kiwi'] #オフセット1の要素の取り出し popvalue = new_list.pop(1) #内容の表示 print('取り出した値') print(popvalue) print('取り出されたnew_listの値') print(new_list)
実行結果
取り出した値
orange
取り出されたnew_listの値
[‘apple’, ‘kiwi’]
解説
2行めで要素が3つのリスト「new_list」を作成する。
5行めで「new_list」でオフセット1の要素を取り出して「popvalue」に代入する。
9行めで取り出した値「popvalue」を表示すると’orange’が表示されている。
11行めで元のリスト「new_list」を表示すると’orange’が削除されている。
補足
・append()とpop(0)を使って、先入れ先出しのキューを作成することが出来る。
・append()とpop()を使って、後入れ先出しのスタック構造を作成することが出来る。
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