概要
実現方法・説明
ここでは内容をもつリストの作成方法を説明する。
空リストを作成する方法はPythonの空リストを作成するを参照
[]を使う
新しいリストを作成する際に、同時に要素となる値を指定することが出来る。
これは、Pythonで新しい空リストを作成する際に[]を使う方法があるが、そこに値を含めて記述する方法である。
こんな感じ。
new_list = [‘apple’, ‘orange’, ‘cherry’]
これでリスト「new_list」が作成されると同時に、指定した’apple’, ‘orange’, ‘cherry’がリストの要素になる。
append()を使う
既に存在するリストに値を追加する方法である。
こんな感じ。
new_list.append(“apple”)
new_list.append(“orange”)
new_list.append(“cherry”)
これでリスト「new_list」の要素に’apple’, ‘orange’, ‘cherry’が追加される。
なお、appendで追加出来る要素(値)は1度に1つだけで、必ずリストの末尾に追加される。
注意点
内部的に使うリストや普遍的な内容(十二支や曜日のリストのような)で構成するリストならば、[]で作成する方法もアリと思うが、リストの内容が動的に変わってしまうものは、append()で操作することになる。
使用例
動作確認環境:Python3.6.5 / macOS 10.15.6
ex.1 []を使ったリストの作成
[]で作成したリストに要素を追加して内容を表示してみよう
コード
new_list = ['apple', 'orange', 'cherry'] print("内容") print(new_list) print("要素の個数") print(len(new_list))
実行結果
内容
[‘apple’, ‘orange’, ‘cherry’]
要素の個数
3
解説
1行めで、リスト「new_list」を作成、同時に’apple’, ‘orange’, ‘cherry’の要素を記述している。
3〜6行めは、リストの内容の表示だ。
new_listの内容が追加した要素で構成される3個の配列になっていることがわかる。
ex.2 append()を使ったリストの作成
次はappend()で作成したリストに要素を追加して内容を表示してみよう
コード
new_list = list() new_list.append("apple") new_list.append("orange") new_list.append("cherry") print("内容") print(new_list) print("要素の個数") print(len(new_list))
実行結果
内容
[‘apple’, ‘orange’, ‘cherry’]
要素の個数
3
解説
1行めで、リスト「new_list」を作成している。
3〜5行めでappend()を使い、順次’apple’, ‘orange’, ‘cherry’の要素をnew_listに追加している。
7〜10行めは、リストの内容の表示だ。
補足
リストの作成方法からはちょっと外れた話題になるが、リストで記述する値の内容には、他の定義と重複しないように注意が必要だ。例えば、曜日リストを定義する際は、他のどこかで定義されている可能性がある。ということ。チーム内の定数定義ルールなどにヒントが書いているかもしれない。
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